航空機エンジニア KOH’s Room

航空機エンジニアが飛行機のことや思ったことなどを書いていくブログです。

飛行機は傷だらけで飛んでいる

タイトルを見てびっくりされた方もいるかもしれませんが、飛行機は傷だらけで飛んでいます。

細かい説明はまた今度しようと思いますので、今日は概要だけ。

飛行機は何度も何度も離陸して着陸を繰り返すので、疲労荷重(繰り返し荷重)に注意しなければいけません。

針金を何度も曲げると、曲げている部分に段々と傷ができてきて、最後にはちぎれてしまうアレです。

飛行機にも実は同じことが起きています。

繰り返し繰り返し、力がかかるところには傷が発生して、その傷は段々と大きくなっていきます。
何もせずに放っておくとその傷はますます大きくなり、最後には飛行機の破壊に至ってしまうのです。

そうならないために、定期的にエアラインなどが機体の検査をし、修理や部品交換などを継続していくことで、飛行機の安全性は保たれているのです。

また今度、もう少し細かい話をしようと思っています。

今日はここまで。