航空機エンジニア KOH’s Room

航空機エンジニアが飛行機のことや思ったことなどを書いていくブログです。

飛行機の燃料はどこに積んであるか??

飛行機の燃料はどこに積んであるかご存じでしょうか??

客室の後ろの方とかでしょうか??

 

正解は窓から見える主翼の中です。

 

離陸前には主翼の内部は燃料で満たされており、

その燃料が飛行に使われて、着陸前には減っています。

 

燃料が中に入っていると聞くと、雷とかに当たると爆発しちゃうんじゃないの??と心配になりますよね??

 

過去には主翼内の燃料タンクが爆発した、大きな事故もありました。

その経験を踏まえ、現在は主翼内に発火元が無いこと(No Ignition Source)を証明しないと飛ぶことができないようになっています。

言い換えると、雷が落ちたりしても主翼の内部で火花などが散ることがないため、燃料が爆発することはないということです。

 

現在飛んでいる飛行機は雷が落ちても大丈夫なので、安心していただければと思います。

 

雷についてはまた別途、記事を書きたいと思います。